こはるおとの雑記ブログ

音楽・写真素材屋「こはるおとの素材工房」内の雑記ブログです。
思ったこと、お花やガーデニング(園芸)、音楽、創作活動のこと…いろいろ書きます。

創作活動におけるバズらない選択肢

投稿:2025/04/13 カテゴリ:創作活動

誰もが自身の創作物を気軽に公開できる今の時代。
それと同時につきまとうのが「伸びる伸びないの数字」なのではないでしょうか。

それにより得られるものも、満たされるものも多い一方で、それが負担になる状況もあります。

今回「あえて伸ばさない・バズらない選択肢」について書いてみます。

数字の渦とその脱却

YouTubeに自作曲投稿してた時期は再生数、登録者数、評価数などの数字の渦の中にいました。

伸びるか伸びないか、低評価ボタンか高評価ボタンか、次第にそれが自作曲への満足度を測る指標になっていきました。

伸びなかったり低評価がついたのであれば、その曲を好きでいられなくなり、伸びればその曲の価値が受け入れられたようで安堵したりして。

しかしその一喜一憂にも耐えられなくなり、YouTubeはやめました。

自サイト内でのみの公開となりましたが、なんだか創作ライフは開けたんです。

自サイトではどの楽曲がどれくらい再生されたら知ることはできません。

伸びた数がなくてモチベは保てるのか?
実際は真逆で、数字というモチベを下げる要因がなくなりました。

どの楽曲に対してもフラットな気持ちで向き合い、聴けるようになったんです。
数字による先入観を抱かなくて済むし、一喜一憂もなくなり、結果として自作曲との向き合い方は安定しました。

数字を知らない選択肢

音楽活動だと、X上では「自作曲が伸びた・伸びなかった」「こうすれば伸ばせる」という情報で溢れかえってます。

伸ばすこと伸びることそのものを否定するつもりはありません。
上にも書いた通り、それにより得られるものも満たされるものもありますから。

しかしその数字やそのための繋がりに振り回され、苦しんでる方も多く目にするもので、それが過去の自分に重なってなんともいえない複雑な気持ちになるのです。

個人サイトでの公開のような、数字を追わず、知りもせず、やっていく選択肢もどうか忘れてほしくないと思いました。

バズること伸びることが本質か

創作活動する意味は人それぞれです。
その目標自体が「バズること」「伸びること」なのならそれを目指しても問題ないでしょう。

しかし創作をする意味が別にある場合、バズる・伸びることが手段でなく目的に変わってしまうと、それ以前に大切にしていた何かを見失ってしまう気がするんです。

私自身、数字に囚われてた時、本来の目的を見失い、ただ一喜一憂してました。それ以上の感情はなかったんですよね。

でも自サイトでの活動に舵を切った今、再認識したのが「本当に求める誰かに届けたいんだな」ということです。

私の曲は今の流行りに乗った感じでもないし、音楽素材の使い所としても万能ではありません。

それでも今のテイストで作り続けるのって貫き通したいものがあるからなんです。
「心に寄り添うリラクゼーション系ポップ」というコンセプトにあるように、誰かに寄り添い、癒しを与えられる存在であれれば嬉しくて。
そのために今の流行りでバズるような曲調や歌詞が必要かというと、それではズレてしまうんですよね。

数字が物を言う世界から抜け出した今、自サイトで頂いた感想に「ああ、これで良かったんだな」と安心を覚えます。

私にとってバズること・伸びることはきっと不必要なことだったんだと思います。
それらを狙わずともこうして密かに発信し、本当に求める誰かの力になれれば、それが一番の喜びであり幸せだと思います。

自分軸の創作活動

創作活動は自分に軸があることも大切なことだと思います。

自分が貫きたいこと、譲れないこと、好きでいること、愛したいこと…
それを第一にしてれば、感性が近い誰かにはきっと届くと思うんです。

「数字」という他者からの評価ともつかないくらいの、無機質なものに振り回されるのは本末転倒だと思いました。

収益であれば

それとなのですが収益のことであれば、実は割と少ない数字でも最適化できます。

購入などに必要なのは多くの数よりも濃いファンやリピーターの存在なのではないでしょうか。

もちろん多くの数があると集客自体は楽にはなりますが、多くの人の目に留まることへのリスクも伴います。
対応の大変さ、傷つく可能性もより高まるなど。

それなら少ない数でも安定した活動ができるように、料金や内容を最適化した方がいいのではないかと考えています。

最後に

創作活動におけるバズらない選択肢についてでした。

今、自サイトを主軸にひそかに活動していて、幸せだなと感じています。
そして前からサイトが集客の主軸だったのもあり、不自由もしていません。

伸ばすことも狙わない選択肢も、頭の片隅にでも置いておいてほしいです。

そんな訳で。
ご覧いただきありがとうございます。

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