有償リクエストという仕組みと素材屋は相性良いと思った
音楽・写真素材屋が「有償制作依頼」ではなく「有償リクエスト」という選択を取って。
このコミッション(有償依頼)の仕組みは素材屋と相性いいなと思ったのでそんなお話。
有償リクエストという仕組みと素材屋の相性
制作依頼ではなく、有償だけどあくまでリクエスト、という仕組み。
Skebというサイトが代表的で、あとSUZURIやつなぐというサイトもそれに対応しています。
これは素材屋と相性がいいと感じます。
この仕組みは有償でもリクエストなので、普通は制作物の著作権はクリエイター側に帰属します。
リクエスト作品をどう使うか、どこまで使えるかを決めるのはクリエイターなんですよね。
逆に言えば、素材屋だと素材として公開するのもクリエイター側の自由。
素材屋なら明確なライセンスが設定されてるものですから、使用目的でリクエストしやすいと思うんです。
普通有償リクエストは「あなたの作品が好きだからこんなの作ってほしい!」というスタイルで、クリエイター優先な仕組みになりやすいのですが、素材屋が有償リクエストを受けるのはWin-Winな関係になりやすいと思います。
なぜリクエストが有償なのか
なぜ私が無償の一般的なリクエストという形を選ばなかったのか。
その理由はシンプルだけどすごく大事なことで、創作活動には手間やコストがすごくかかるからです。
一応お仕事という形で活動しておりますので、ボランティアにはできないんです。
とはいえすべてのリクエストが有償という訳ではありません。
「こんな感じを増やしてほしい」などのふわっとしたご要望は無償で大丈夫です。
シチュエーション指定や具体的なイメージでのご要望など、「制作依頼」に近いものを有償にしております。
つまり私が取ってる方法は、一般的な有償制作依頼の素材バージョンという感じです。
普通の有償依頼を行わない理由
有償でありつつもリクエストという形に落ち着き、作曲依頼などを現在あまり行ってない理由なのですが、一番に「素材屋でありたい」という思いの強さがあります。
有償依頼のストレスやプレッシャーも結構大きいのですが、活動の形としても「作曲家」「フォトグラファー」ではありたくなかったんですよね。
「使いたいのに使えない」という著作権への悩みをきっかけに、誰もが自由に使える作品を目指して始めたこの活動。
素材屋として積み重ねてきた色んなものを大事にしたかったのと、誰もが気軽に依頼して気軽に使える、あくまで素材という形を貫きたかったんです。
後日追記:ただしSkebだけは使いづらい
後日追記、このリクエストシステム自体は素材と相性いいのですが、Skebというサイトだけは相性が悪く、使いづらいなと思いました。
Skebはクライアントが商用利用することは禁止とは聞きますが、クリエイターがその許可をしていいのかが分からないんですよね。
そしてサイトの仕様に関する問い合わせはできないという…不明なことは行わないのが賢明でしょうからね…
なので安心して商用利用を許可したい場合は、SUZURIやつなぐを使った方がよさそうです。
最後に
素材屋と有償リクエストの仕組みについて書いてみました。
Skebをきっかけに知りましたが、この形を発見できてよかったです。
ご覧頂きありがとうございます。
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